RIASWOOD LAB. KESENNUMA代表
小柳 元樹 さん

海と山をつなぐ

ものづくり

「海と山、そしてここに生きる多様な動植物。気仙沼の魅力を木工品で伝えたい」

気仙沼は、本当に住みやすいまちですよね。気候もよく、周りの方々が私たちを気にかけて野菜を分けてくれたりする文化もとても素敵。気仙沼の唐桑にある自宅で仲間と一緒にカキを食べながら、そのカキが育った海を眺めているときは本当に幸せだと感じます。そうした環境の中で私がつくる木工品を通じて、気仙沼の魅力や豊かな食文化をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと強く思っています。

小柳さん宅のキッチンからは、唐桑の鮪立漁港が見えます。

気仙沼はリアス海岸がつくる景観が美しく、海の生物も植物も多彩なまち。そうしたイメージが伝わるような木工品を広く届けたいと製作しているのが、気仙沼の名産品であるサンマやマンボウ、カツオをかたどったブローチ。また、私にとって強く気仙沼らしさを感じる、白く美しい木目を持つツバキの木でつくるペーパーナイフです。商品の一つひとつに、気仙沼の魅力と誇りを込めていけたらと思っています。

長い時間をかけて築かれてきた気仙沼の文化に見合う木工品をつくることは、私にとってレベルの高い話かもしれません。しかしそれこそが私の目標。新しい社会の在り方に取り組み続ける気仙沼の未来に向かって、少しでも役に立てるよう、これからも頑張っていきたいですね。

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