唐桑海友会 会長
伊藤 惇 さん

環境を守る

漁師の取り組み

「海のプラスチックごみ削減に向けて、子どもたちの環境学習も支援」

唐桑海友会による九九鳴き浜の清掃は、毎年2回。地域の子どもや住民たちと一緒に、船に乗って九九鳴き浜へ渡ります。朝から3時間ほどかけて、浜辺に落ちているごみを清掃。ペットボトルやプラスチック容器、ビンやカンなど、多い時にはごみ袋で約130個分になることもあります。

この清掃活動を始めた理由は、豊かな海や海洋資源を後世に残したいからです。かつて私が漁師だった40〜50年前、大西洋で獲れたサメのおなかからプラスチックの破片が出てきたことがありました。プラスチックは自然分解されないので、海にずっと残ります。それをエサと間違って、食べてしまう魚もいます。海や魚を守るためにも、自分たちの身近なところからプラスチックごみを排除しようと、九九鳴き浜を清掃するようになったんです。

そして時代が進むにつれ、国内外で環境保全や持続可能性が叫ばれるようになりました。唐桑海友会でも子どもたちへの教育支援の機会が増え、海洋ごみの危険性や汚染防止のためにできることを伝えています。